流行るサービスについて私が注目しているある特徴
はじめまして。Levelopのシステム管理人二瓶です。
今回は、私が日頃からサービスを作るか作らないかの判断基準として注目している、「流行るソーシャルサービスが共通して持っている特徴」について書きたいと思います。
一般的な「流行るソーシャルサービスが共通して持っている特徴」
流行っているソーシャルサービスが持っている共通の特徴と聞くと、容易に幾つか出てくるとは思います。
- 単純明快なUI
- 今まで手間だった物を容易にしてくれる機能
- 新たなユーザ体験
- ゲーミフィケーション
- シンプルで野心的なコンセプト
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等々、共通する特徴は多々挙げられます。
上記の特徴は人々を惹き付け、利用の頻度を高めてくれます。
さらに、ある特徴があれば、生活の一部として欠かせないレベルまで利用を促すことができます。
ある特徴:「利用ユーザが収益を得られる仕組みがある」
現在流行っているサービスのほとんどが、利用ユーザの一部に収益をもたらす仕組みを有しています。
※今回対象となる仕組みは、サービスを利用したら商品券プレゼントなどのキャンペーン的な仕組みは除きます。
利用ユーザが収益を得られる仕組みの分類
収益を得られる方法でも幾つか分類は出来ますが、大きく分類すると下記になるでしょうか。
1. 利益還元型
閲覧者の興味を引くコンテンツを提供することにより、運営組織の収益の一部をユーザが受け取れるサービス。
例) Naver、nanapi、Youtube、ニコニコ動画 etc...
2. マッチング型
利用しリソースを提供することによって、ユーザが収益を直接得られるサービス。
例) Airbnb、Uber、KitchHike、軒先.com etc...
3. 広報補助型
利用することにより、広い認知を促すことができるサービス。
需要のある情報を提供するコミュニティを運営することにより、運営組織の認知・評価の向上が見込める。
例) Facebook、Twitter、Mixi、Tumblr etc...
※参考程度にですが、Webサービスが有名になり非常に規模が大きくなると、上記タイプとは別に「有効な利用方法」について紹介してもらうことによって収益与えるケースも考えられます。
上記に挙げたサイトは、有名所サービスのほんの一部に過ぎません。しかし、上記以外の流行っているソーシャルサービスを注意深く見てみると、社員以外にもサービスを活用することによって収益を得ることが可能なことに気づきます。
なぜ注目に値するか
ユーザに収益をもたらすことができるということは、自発的に結果を出す社員を抱えられることと言っても過言ではないでしょう。収益を得るために利用頻度も必然的に増えるため、使いやすくなって欲しいと言う気持ちも人一倍強くフィードバックも増えやすくなります。収益を得られるサービスを悪く言うこともなかなかないため、周囲の人達へも良い印象と共に広めてくれるかもしれません。
そのため、一部の例外はあるかもしれませんが、個人的にはソーシャルサービスには必須だと考えています。
「Levelop」にも当てはめることが出来る?
自分でサービスを立ち上げる当初にも、この特徴を持つことが可能かどうかはもちろん検討済みです。 検討の結果としては、1~3までのすべてに対応することが可能だと予想のもと立ち上げにかかりました。
- Levelopはユーザが集まってコンテンツを作っていくタイプのサービス。そのため、運営で十分に収益が見込めるようになったら、利益の一部を登録してもらったメニューのクオリティに応じて還元することが可能。(1型に対応)
- それぞれのスポーツがうまい人に、コーチングを頼むような機能を付けることによって、各自が直接収益を得ることが可能(2型に対応)
- メニューを公開してもらうことにあたって、個人やコミュニティを紹介することにより広報効果が期待出来る(3型に対応)
Levelopでの実施優先順位としては、まずは3つめの、広報効果を持たせてから徐々に範囲を広げていこうと計画しています。
まとめ
以上、有効な特徴と自社サービスについての考察でした。
普段サービスを考える時には、運営側がいかに収益を上げるかに目が行きがちですが、利用ユーザの収益を考えることがサービスの拡大につながるかもしれません。
みなさんもこれを機に、サービスを見る際作る際の一つの指標として見てみてはいかがでしょうか。